埼玉大学教育学部附属特別支援学校

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【中学部】3月 修了式

本日で今年度が修了しました。1年間、ありがとうございました。

修了式では、各学年の代表の生徒が石川校長から修了証を受け取りました。

今年度最後の表彰もありました。中学部では、2年生が制作した「思い出の校舎マップ」が埼玉県立総合教育センターの「夢ネット子供ギャラリー」に掲載され、その表彰がありました。

「思い出の校舎マップ」は、1学期に撮影した旧校舎の写真を、自分たちで作った木工のボードに張り付けた作品。新しい校舎が完成した今、これからも「思い出」として残していきたい作品になりました。

修了式の中では、石川校長から「今年の成長、身に付けた力に自信をもってほしい」、「多くの人たちが支えてくれていたことに感謝の気持ちをもってほしい」、そして「みなさんが成長していく物語は今後も続いていきます、楽しみにしています」と話されました。3年生は新しい場所で、2年生は中学部最後の1年を、2年生は先輩として、これからも成長の物語を続けていってほしいと思います。

式のあとには、「春休みの過ごし方」についてお話がありました。

これまでも長期休み前に繰り返し伝えてきたように、①規則正しい生活をしよう、②健康に気を付けよう、③事故に気をつけよう、④新年度の準備をしよう、という4つのお話がありました。ぜひご家庭でも確認していただき、春休み中も意識づけをお願いいたします。

今年度は、行事・学習活動等のコロナ禍前への回帰、また、中学部・高等部棟の改修が行われた年となりました。

これまで感染症対策として行ってきた制限がなくなり、運動会や学習発表会など、様々な行事や学習活動への取組方がコロナ禍前に戻りました。小規模校である本校の良さの1つ、学年間・学部間のかかわりや協働して取り組む活動が増え、先輩たちの姿から学び、後輩たちをリードする姿もたくさん見られた1年となりました。

また、夏休みには改修工事が始まりました。生徒たちはもちろん、保護者の皆様にもご不便をおかけしたことも多々あったかと思いますが、おかげさまで無事に終了し、引っ越しも済ませることができました。3年前の体育館・作業棟の工事から始まった大規模改修は、昨年度の小学部棟、今年度の中学部・高等部棟の改修ですべて完了となります。今週月曜には、工事を請け負っていた業者の方々に改めて校内を案内していただき、簡単ながらお礼のセレモニーを行いました。校舎は新しくなり、各設備は最新のものに置き換わっています。これらを使って本格的に授業・学習活動を行うのは4月からとなりますが、どんな学習活動に活用し、生徒たちの学びをどう発展させていけるか、今から楽しみにしています。

先日の卒業式では、3年生が立派な態度で卒業していく姿を見せてくれました。1、2年生も、式にふさわしい態度で、送る言葉や花束贈呈、式の歌など、それぞれの役割をしっかりと果たし、3年生を見送ってくれました。3学期に入り、1、2年生は「今度は自分たちが先輩の役割を行う番!」と張り切っている姿もたくさん見られました。通知表には生徒たちが3学期に頑張ったこと、できるようになったことが書かれています。ご家庭でも今学期、今年度を振り返りながら、お子様の成長を確認し、たくさん褒めていただけたらと思います。

また、ぜひお母様、お父様ご自身を褒めてあげてください。生徒たちの成長は、その姿を見守り、支えてくださったご家族の力があってこそ成し得たものです。毎日の登下校の見守りや送迎をはじめ、PTA活動や授業へのご参加・ご協力など、ご多用の中、またご家庭のご事情等もある中、いつもご理解ご協力いただきましたことに頭の下がる思いです。改めて感謝申し上げます。お母様、お父様方がいつも温かく、時には厳しく、そして愛情をもってお子様を支える姿は、同じ親として見習わせていただきたいことばかりでした。今年1年を振り返り、18名の生徒たち全員に花丸を、そしてお母様、お父様、ご家族の皆様に花丸をつけてあげてください。

4月には新しい仲間を迎え、また新しい中学部がタートします。新年度の始まりは、気持ちの区切りをつけ、新しい一歩を踏み出すことでもあります。今年度の成長を土台として、また生徒たちが元気に頑張る姿・挑戦していく姿をご家庭と共に支えていきたいと考えています。来年度も変わらぬご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。1年間、ありがとうございました。

(2024.03.21更新)