埼玉大学教育学部附属特別支援学校

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教育目標

中学部 教育目標

集団の中で生徒一人一人に応じた適切な教育を行い、豊かな体験の積み重ねの中で、生徒一人一人が自分の力を発揮することを支援し、「生活を自らの力で拡げようとする生徒」を育成する。

小学校、小学部、それぞれの学習の場で6年間の学習を積み重ねてきた生徒は、中学部に進学する頃には、興味や関心にひろがりがみられ、自分の考えや意思を表現する様子もみられるようになってくる。

さらに、様々な集団での活動も経験してきていることを考えると、中学部の3年間は、興味や関心を自らが拡げ、意欲的に物事に取り組む姿が多く期待できる時期である。

中学部の生活では、特定の教員や友達だけでなく、学級や学部集団の中でも徐々に自分の力を発揮することが期待できる。また、学校の中だけでなく、学校外でも豊かな体験を多く重ねることで、興味や関心がさらに拡がり、より物事に積極的に取り組める態度の礎を育むことが期待できる。

一人一人、集団へのかかわり方は異なるが、集団の中で自分の力を発揮すること、また学部・学級の仲間と豊かな体験活動をすることを通して、自分の生活を大きく拡げることを目指すことが中学部での教育の基本になると考え、上記学部目標を設定した。

中学部で目指す生徒像

やるべきことをやる生徒

  • 活動内容や行動の目的や必要性、価値を理解し、見通しをもって、自分に可能な方法でやり遂げようとする生徒。
  • 身辺処理、生活技術、保健衛生、安全行動等を身に付け、確実に行う生徒。

やる気のある生徒

  • 毎日の学校生活や授業の一つ一つに、目的をもって自ら取り組む生徒。
  • 達成感、成就感を得て、様々な活動に自ら挑戦する生徒。
  • 学んだ知識や方法を、自ら活用しようとする生徒。
  • 主体的に運動に取り組む生徒。

仲間とともに学ぶ生徒

  • 意欲をもって、人とかかわりながら活動したり、集団で活動したりする生徒。
  • 自分の意思や考え、要求を伝達・表現し、互いにやりとりし、相手を認め合う生徒。
  • 礼節やルールを守りながら、集団の中で自己有用感をもって活動する生徒。