埼玉大学教育学部附属特別支援学校

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校長挨拶

 令和2年4月1日に附属特別支援学校長着任し、今年で3年目となりました。敷地内に併設する教育学部附属特別支援臨床研究センター長も兼任しております。専門は「生活の中の子どもの発達と支援」で、子育てや教育の場での支援のありかたに寄与すべく研究と臨床をすすめてきました。着任以降、小学部から高等部までの児童生徒が学ぶ場に身を置き、日々成長し続ける児童・生徒の姿に、また携わる大人たちの真摯な姿勢に感動しながら日々を送っています。コロナ禍での学校活動にはさまざまな制限は生じますが、安全に配慮しながら知と技を活かして対応すること、当たり前ととらえがちなそれぞれの活動で常に「大切なこと」を意識しながらすすめることを基本姿勢に、何より子どもの育ちを真ん中に、教職員一同、保護者のみなさまとともに進めています。

 本校は、1972 年(昭和 47 年)4 月に埼玉大学教育学部附属養護学校として開校し、その後2007年度(平成19年度)から特別支援教育が本格的に実施されたことに伴い、校名を「埼玉大学教育学部附属特別支援学校」と改め現在に至ります。今年は50周年の節目の年にあたります。大切な節目に立ち会える「幸運」を、学校としての次のステージへの機会として活かせるよう、教職員一同取り組んでいます。開校以来、埼玉大学教育学部の附属学校として、知的障害のある児童生徒の教育の充実と先導的な実践研究の推進に努めてまいりました。その教育目標は「自己実現を目指して物事に積極的に取り組み、生き生きと社会生活のできる児童生徒を育成する」です。児童生徒の自立と社会参加を目指し、生活に即した学習や体験的な学習を通して一人ひとりの持てる力を最大限に伸ばすことを教育方針としています。体験的な学習を深めるため、校外学習に積極的に取り組んでいることも特徴のひとつです。地域の方々と交流やさまざまな仕事の場や文化拠点での活動を体験することを通して、生活の主人公として、たくましく、豊かで、生き生きとした生活を送ることができる子どもを育てたいと思っています。

 そして将来の特別支援教育を担う教員の養成のため、埼玉大学教育学部学生の教育実習を受け入れています。また同教職大学院の大学院生が学ぶ実習科目(実地研究)の場としても質の高い実習環境を提供しています。なお地域の皆様にご活用いただいてきた「発達支援相談室しいのみ」は平成28年度から埼玉大学教育学部直属の「特別支援教育臨床研究センター」となり、より充実した専門機関として、本校と密接に連携をとりながら、臨床研究や教育研修の実施、専門相談員による個別相談、学校コンサルテーション活動など地域への貢献に力を入れています。

 これからも、子どもたちひとりひとりの自己実現を目指して、特別支援教育の教育拠点、研究拠点としての役割を果たしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

学校長 吉川はる奈