埼玉大学教育学部附属特別支援学校

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本校の研究

 本校では、学校課題や特別支援教育の動向をもとに研究テーマを設定し、よりよい教育、よりよい授業を目指して、全校で実践研究に取り組んでいます。また、令和6年度は12月上旬に「特別支援教育研究協議会」を実施する予定です。
 研究協議会では、県内外の特別支援教育に携る方、関心をおもちの方を対象として、埼玉大学、埼玉県・さいたま市等から指導助言者の方々をお招きし、研究成果や研究に基づいた授業実践を発表したり、研究協議を行ったりします。毎年、多数の参会者による授業参観、活発な意見交換が行われ、授業の質の向上に努め、本校の性格の1つである教育に関する理論及び実践についての研究・実証に取り組んでいます。

今年度の研究

【研究テーマ】

  児童生徒の確かな学びを目指した授業づくり(2年次)
  ー「各教科等を合わせた指導」における学習評価の研究ー

令和4年度より、上記の研究テーマを設定し、研究に取り組んでいます。

※「確かな学び」とは
 本研究において、「『確かな学力』及びそれを身に付ける過程で、自身の学び方、ともに学ぶ仲間や相手、環境を意識し、実際の生活の場面で活用できること」と、定義しました。

【研究協議会・公開授業研究会】

  令和6年度の研究協議会の予定

  研究協議会 令和6年12月14日(土) 

   ※お申込み方法、日程・内容等の詳細は後日お知らせいたします。

【研究テーマを設定した背景】

 本校では、知的障害のある児童生徒の学習上の特性から、「各教科等を合わせた指導」(以降、「合わせた指導」)を通した、生活に即した学習や体験的な学習を重視し、児童生徒の自立と社会参加を目指してきました。
 一方で、「合わせた指導」が、各教科等の目標・内容とどのように関連し、児童生徒にどのような教科等の内容が身についたのかを明確にすることはできていませんでした。
 そこで、「合わせた指導」において、取り扱う各教科等の目標・内容を明確にし、それらの学習評価を改善することが、児童生徒の確かな学びの保障につながるのではないかと考えました。

 ➡研究集録はこちら 

 ➡授業づくりのフレームワーク書式

【令和4年度(1年次)の取組】

令和4年度(1年次)は「合わせた指導」の1単位時間の授業において、学習する各教科等の目標・内容、評価規準を明確にし、学習評価の方法を探ることを目的としました。そして、「合わせた指導」の1単位時間の授業において、どの教科の目標・内容を扱っているか、評価規準をどのように設定し評価するかという考え方を整理し、考え方の枠組み「フレームワーク」を作成しました。

【令和5年度(2年次)】

令和5年度(2年次)は、研究目的を「『各教科等を合わせた指導』の単元において、学習する各教科等の目標・内容を明確にし、それらに対する学習評価の在り方を探る」として、単元に焦点を当て、単元で取り扱う各教科等の目標・内容の整理と、単元計画の検討を行い、授業実践を交えながら、単元を通した各教科等の学習評価の方法や考え方を検討しました。

 ➡研究集録はこちら

 ➡単元の評価シート書式(Excelデータ)