教育目標
高等部 教育目標
中学部または中学校までに身につけた力を基に、生徒一人一人の卒業後の家庭・職場・余暇の場における生活を見据え、個性を活かして社会の中で主体的に生活できる生徒を育成する。
特別支援学校高等部学習指導要領では、教育課程の編成は「学校の教育活動を進めるに当たっては、各学校において、生徒に生きる力を育むことを目指し、創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力を育むとともに、主体的に学習に取り組む態度を養い、個性を生かす教育の充実に努めなければならない。」とある。
社会に出る直前の段階にあたる高等部という特徴、学習指導要領、社会の現状、学校教育目標を踏まえ、高等部では上記の教育目標を設定し、個々の障害の程度に応じながら目標の達成をめざすことで、生きる力の育成に取り組む。
高等部でめざす生徒像
自律した生徒(明るく素直で、健康な子)
- 自分からあいさつをしたり、身の回りのことを自分で行ったりするなど、自分でできることは自ら行う習慣を身につけ、卒業後の社会へと送り出すことが責務であると考える。他人からの指示などがなくても、自分自身の行動規範にしたがって行動できる生徒の育成をめざす。
自ら学ぶ生徒(じっくり考え、進んで行動する子)
- 学校生活よりも卒業後の生活の方が長く続く。そのため、生涯学習を自ら推進できる資質を身につけることが必要であると考える。卒業後の家庭、職場、余暇の場における生活を、自ら主体的に切り開いていくことができる生徒の育成をめざす。
社会性のある生徒(社会のきまりを守り、行動する子)
- 学校生活から社会生活への移行により、卒業後は多様な集団に所属しながら生活していくことが予想される。他者との良好な関係の構築、役割の完遂など、自分が所属する場で社会生活を円滑に過ごすことができる生徒の育成をめざす。