埼玉大学教育学部附属特別支援学校

21日（火）には、日進公民館さんにご協力いただいて、紙すき班・農園芸班合同で、「頒布会」を開催しました。

農園芸班は玄関前、紙すき班は玄関ホールをお借りして、これまでの作業学習で作ってきた製品を頒布しました。

生徒たちは初めの内は緊張している様子が見られましたが、たくさんのお客様と接する中で、自信をつけ、挨拶や呼び込みの声も次第に大きくなり、笑顔で接客する様子も見られるようになりました。

中学部の作業学習のねらいの１つは、「働く喜びを味わわせる」ことです。「自分（自分たち）で製品・作物を作り、完成の成就感を味わう『作る喜び』」、「自分（自分たち）が作ったものを購入してもらうことで味わう『認められる喜び』」、「自分（自分たち）が作ったものを他人に使ってもらうことで味わう『喜ばれる喜び』」、「働いたことを他人にほめられ、認められることで味わう『認められる喜び』」、これらを得ることが、働く意欲を培い、将来の社会生活の自立につながると考えています。

今回の頒布会では、本校の保護者の方をはじめ、公民館を利用されている地域の方々など、総勢50名以上のお客様に来ていただき、たくさんの感謝や賞賛を得る経験ができました。また、アンケートを通してたくさんの感想もいただくことができました。今後は、今回の振り返りを通して、また次の製品作りや頒布会へとつなげていく予定です。

ご協力いただきました皆様、ありがとうございました！