【中学部】12月 学習発表会・総合練習
5日(火)に学習発表会の総合練習を行いました。総合練習では、本番とほぼ同じ時間設定、内容・流れを通して行います。このような練習は「予行練習」と呼ばれることが多いと思いますが、本校ではあえて「総合練習」と呼んでいます。それは、単に「予行」として流れを確認するだけでなく、この「総合練習」自体も児童生徒が成長し学ぶ機会であることを意識するためです。
5日の総合練習も、小学部・中学部・高等部の児童生徒が互いに発表し合い、それぞれの発表を見合うことで、自信をつけたり、自分ががんばるところを意識したり、本番に対して見通しをもてたりしている様子がうかがえました。
中学部は午前の部では各学級の発表を行います。
1年生の演目名は「ドラえもん ピザ屋物語」。ドラえもんの各キャラクターに扮した生徒たちが、ピザ作りを始めたところからお店の開店までの学習内容を演劇風に紹介します。
2年生の演目名は「ユーチューブ 中2チャンネル!」。スマホのお姉さん(!?)SIRIの案内で、中学生の男の子がYouTuber中学生たちの活躍を見ることで自分もやる気があふれてくる、というストーリーに載せて、生活単元学習で行ってきた学習活動を紹介します。
3年生の演目名は「はたらく挑戦!未来へガッツ!」。今年度取り組んできた「はたらく学習」を5つのエピソードとして、映像や実演を交えて紹介します。そして、中学部最後の学習発表会として、卒業後に向けた意気込み・決意を発表してくれます。
昼食休憩の後、午後の部では音楽の発表を行います。
中学部・音楽の発表では、これまでもお伝えしてきた合唱・合奏を発表します。演目名は「史上最響!~昂ぶる18人の歓喜~」。内容は3部構成となっていて、第一部では「遠い日の歌」の合奏・合唱、第二部では「喜びの歌」の合奏・合唱、第三部では「空より高く」の合唱を披露します。第二部の「喜びの歌」の中で、生徒から呼びかけがありますので、観客席の方々も手拍子や歌で合唱に参加して、盛り上げていただけたら幸いです。
本番まであと少し。あとは、生徒たちが当日元気に参加できることが一番です。学校でも手洗いやうがいの呼びかけ・実施とともに、健康観察を丁寧に行い、体調管理の意識づけをしています。
また、学習発表会当日は、児童生徒・保護者の方、来賓、卒業生などを合わせると200人近いお客さんを前に発表することになります。大人でもそれだけの人たちを前にしたら、ちょっと話をするだけでもとても緊張するでしょう。ですから、生徒たちがステージを前にして緊張するのは当たり前です。しかし、そのような緊張をすること自体がとても貴重な経験でもあります。これまでの練習、積み重ねを生かして、その緊張を乗り越えてステージ上で力を発揮すること、また生徒たちが緊張することも含めて発表を楽しんでくれたらと願っています。そして、学習発表会が終わったあとに「がんばった!」「できた!」「楽しかった!」という感想が聞けることを楽しみにしています。
(2023.12.06更新)