【中学部】12月 3年生・校外学習「空き缶の換金に行こう」と給料日
3年生は、校内実習でつぶした缶の換金に出かけてきました。
つぶした缶の大部分は事前に工場に運びこみましたが、最後の6袋は自分たちで持っていきます。
工場に到着しました。
自分たちでもってきた缶を含めて計量してもらいました。全部合わせて100Kg‼ がんばりましたね!
回収された金属がどうなるのか見学中。
缶の売り上げをもらいました!
みんなで頑張った成果!大切に持って帰ります。
学校に帰ってきました。買取金額を発表して、いよいよ…
お給料をもらいます! 人生初のお給料。大事に受け取ります。
また、みんなで協力して得た缶の売り上げの使い道を考えました。どうやら卒業旅行に使うことになりそう。合わせて、卒業旅行でどこに行くかについても話し合いました。
さて、どっちに行くことになったのかな。
午後の授業では、もらったお給料で好きなものを買いにでかけました。
自分でがんばって得たお金です。何を買っても楽しいはず。
3年生は、1年次には木工製品を頒布する「木のお店」、2年次・3年次には就業体験や高等部の現場実習体験を重ねてきました。そうした取組・学習を経て、3年次の校内実習で初めてお給料をもらい、缶の売上金を得る経験をしました。
中学部では、あえて、作業学習でもお金のやりとりはしません。また、カフェやお店などの学習でも、あえて、お金はもらいません。これは、中学部のキャリア教育の考え方に基づいていて、「働く力」の根幹には「人の役に立つ・人に喜ばれることをうれしいと感じる」ことが重要だと考えているためです。1年生ではお店や頒布活動を通して「感謝・称賛される経験」を積み、2年生では就業体験を通して「職場や仕事とはどういうものかを知る経験」を積み、3年生で「人の役に立つことをして対価を得る経験」として初めて給料を得るようにしています。初めからお金を絡めてしまうと「働くこと=お金を得ること」だけになってしまいがちです。このような3年間の学習を積み重ねることで、「働くこと」が、自己有用感を高め、自己実現にもつながっていくと考えています。
3年生の「働く学習」はこれで一段落。この学習が高等部や将来の生活につながっていくことを願っています。3年生のみなさん、がんばりましたね!
(2024.12.18更新)