埼玉大学教育学部附属特別支援学校

無事１学期の終業式を迎えることができました。不安そうな面持ちで校門をくぐってきた入学式、新しい学年への期待に胸を膨らませて登校してきた始業式から4か月が経とうとしています。

振り返れば、新入生と親睦を深めた４月の学部交流会、リレー・徒競走・懐かしい(!?)テーマソングをBGMにゴールを狙った５月の運動会、個々の自立と友達との協力を目標とした６月の宿泊学習、仲を深め、様々な経験をすることができた７月の林間学校と、多くの行事に取り組んできた４か月でもありました。また、１年生は「パン作り」、２年生は「小豆の栽培」と「お茶摘み」、３年生は「写真カード作り」と「動画撮影」など、それぞれの学級のテーマや目標に沿った学習活動を展開してきました。

　１学期の登校日は70日ほど。この70日間に、生徒たちはたくさんの経験を積み、たくましく、力強く成長したと感じます。そして何より、学校生活を楽しみ、友達と過ごすことを楽しみ、学ぶことを楽しんでいる様子が見られます。楽しいだけが学校生活ではありませんが、生徒たちの姿を見ていて、学校は楽しく学べる場であるべきだと改めて感じました。この１学期が、新しいこと、やってみたかったことに挑戦し、その挑戦を楽しむことができた４か月になっていることを願っています。

　お配りした通知表には、生徒たちの今学期の成長の様子が書かれています。ぜひ、ご家庭でも通知表を見ながらお子様と一緒に今学期を振り返ってください。出来るようになったこと、頑張ったことをたくさん褒めてあげてください。そして、「次はこんなことをやりたいね」「こんなこともできるといいね」と、２学期に対する期待や夢を膨らませていただけたらと思います。

本日から夏休みになります。是非、夏休みだからこそできること、ご家族と一緒にできることなど、いろいろな体験に挑戦させていただけたら幸いです。何も特別なことをするわけではなく、普段は取り組ませていない家事や、いつもは誰かと一緒に行くおつかいに一人で行ってみる、といったちょっとした冒険、行ったことのない近所のお店や公園に行ってみるなど、学校がないときだからできる体験、地域でできる体験に挑戦していただけたら幸いです。夏休み明け、新しい芽生えを抱えて、生徒たちが元気な笑顔を見せてくれるのを楽しみにしています。

最後になりますが、保護者の皆様には、本校の教育活動にご理解・ご協力をいただき、ありがとうございました。至らぬ点やご心配をおかけしたことも多々あったかと思いますが、いつも温かく見守っていただき、大変心強かったです。２学期もまたご家庭と連携・協力して生徒たちを支えていきたいと考えております。今後もご支援とご協力の程よろしくお願いいたします。