埼玉大学教育学部附属特別支援学校

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【学校全体】2月 学習発表会 総合練習

2月4日(火)に、学習発表会の総合練習が行われました。

開会式のテーマソング斉唱には、ハッピーくんも来てくれました。本番も応援にかけつけてくれるようです。

開会式が終わったら、各学部・学級の演目がスタートです。

<小学部の発表の様子>

<中学部の発表の様子>

<高等部の発表の様子>

本校では、学習発表会や運動会の取組の中で、全体で行う通し練習を「総合練習」と呼んでいます。

「予行練習」ではなく、あえて「総合練習」と呼ぶのは、学習発表会や運動会では、どの練習も単なる繰り返しではなく、また、決まっていることをその通りに行うのでもなく、毎回の練習が「積み重ねの学習の場」であると捉えているからです。

過去に本校が学校行事の取り組み方についてまとめた「障害児教育にチャレンジ⑯ 子どもが変わる運動会・学習発表会」(埼玉大学教育学部附属養護学校, 1996, 明治図書)では、総合練習について、以下のように書いています。

「(略)中学部、高等部の生徒にとっては、運動会、学習発表会ともに学部や学級の演技種目や出し物を発表するのはもちろん、委員会での活動をみんなの前で行う初めての場である。それぞれの委員会で準備してきたものや練習を重ねてきたものを実際に行うことで、自分たちの役割や、やってきた活動を確認したり、見直したりできる機会となる。~(略)~大勢の人の見ている前で発表するのは、この総合練習が初めてである。当日までに総合練習を経験することで、本番での緊張感を和らげたり、さらに本番はもっとたくさんの人に見てもらえるという意欲にもつながる。

 また、他学部の演技種目や出し物を見るのは初めてなので、他の学部の人たちがだいたいどんなことをするのかがわかり、本番への期待感を持つことができる。また『小学部の小さい友だちががんばっている』あるいは『中高のおねえさん、おにいさんがとても速く走っている』『かっこうよく楽器をな鳴らしている』といった気持ちを持つことで、自分もがんばろうという意欲へつながる。さらに、本番だけでなく総合練習でも見る活動を通して、鑑賞する態度を養うことができる。」(P134, (6)総合練習の大切さ)

各学級や学部で日々行っている練習、準備活動はもちろん、総合練習も「積み重ねの学習の場」の1つです。総合練習の様子を踏まえて、また本番に向けて練習や学習を積み重ねています。いよいよ、土曜日が本番です!子どもたちが持てる力を発揮して、生き生きと、楽しく、全力で取り組む姿を応援していただけたら幸いです。

(2025.02.05更新)